糖質とは、炭水化物の一部です。
糖質と食物繊維を合わせて
炭水化物と呼んでいます。
タンパク質と脂質と合わせて、
エネルギー産生栄養素と呼ばれ、
人が活動するカロリーを有しています。
そしてよく、
「糖質は摂りすぎると太る」と言われますが
なぜそんなことを言われるのでしょうか？
なぜ
「糖質は摂りすぎると太る」と言われてきたのか。
まずは糖質の行方を見てみます。
糖質を食べると、
胃で消化して、小腸で血液中に吸収されます。
↓
ここで、血糖値が上昇し、
膵臓から血糖値を下げようと
インスリンが分泌されます。
↓
血液中の糖が肝臓、筋肉、
そして脂肪細胞に送られます。
ここで分かる通り、
糖質の行く先には脂肪組織があります。
ここで中性脂肪として、
蓄えられます。
でも、脂肪組織よりも前に
肝臓や筋肉に糖質は蓄えられます。
つまり、肝臓、筋肉にも、もう蓄えきれなくなり
(脳や赤血球などでのエネルギーとしての利用も
十分行われた上)、
余ってしまったので、
脂肪組織に運ばれて中性脂肪になり、
いわゆる「太ってしまう」のです。
これが、
「糖質を摂りすぎると太る」
と言われている理由です。
逆に言えば、
糖質は適正量であれば
太る事はほぼありません。
自分の適正量を知っておけば、
糖質とも上手に付き合うことが
出来そうですね。
ちなみに適正量は
厚生労働省の発表している
「日本人の食事摂心基準」(2020年版
によると、
摂取カロリーの50〜65%
とされています。
参考論文URL
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
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